マラッカ王国が誕生したのは、１４００年。以後、４００年以 上の間、ポルトガル、オランダ、イギリスとヨーロッパの列強が支配しました。古都・マラッカには独特の文化が形 成されました。

　２００８年７月には、 ペナン島・ジョージタウンと共にマレーシアでは初のUNESCO世界文化遺産に登録されました。

　小生がテレビ局のバンコク支局に赴任 して１ヶ月後の1989年4月15日、マラッカは 「歴史都市」として市制の承認を受けました。毎年4月15日 はマラッカ州の休日になっています。港 湾都市として発達を遂げたマレーシア最古の都マラッカは現在、観光都市として年間600万人を超す観光客が国内外から訪れています。

　2008年 には、マラッカは、ペナン島のジョージタウンとともに、ユネスコの世界遺産に登録されました。

　今回は、中華街を歩いてみました。 ジャラン・ジャワと言う通りを歩いていると、８０に届こうかという土地の古老が,私に近づいてきて、「ここは１９２３年から３２年までからゆきさんがたくさんいたところです」、と、聞かずと も説明してくれました。「面影はない」と言っても当時をしるわけではありませんが、遠く16世 紀のフランシスコ・ザビエルの時代、近くは19世紀末の「からゆきさん」の時代の面影がすっかり薄れてしまったようです。

　スライドの最後の２枚のうち１枚は、からゆきさんがいたというジャラン・ジャワ（ジャワ通り）と、もう１枚は、上から撮った広大な 芝生にやすまる東南アジア最大の華僑の墓地、ブキッチマです。

　琉球や御朱印船ともつながって、マ ラッカは歴史的に日本との関わりの深い町です。

　中華街の風景を御覧ください。